バンカーにボールが入ったときに気を付けることは何?もし出せなくなってしまったときの方法は?
この記事では、そんな悩みに答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
ゴルフをはじめたばかりの初心者の方は、バンカーにボールが入った時のルールがわからず困ったことはありませんか?
バンカーは、独特のルールが存在するので、ルールを知らないとペナルティを重ねてしまう可能性があります。
そこで本記事は、「バンカーにまつわる基本用語」「バンカーの基本的なルール」「バンカーからの救済措置」について解説します。
本記事を読めば、バンカーでも慌てずにプレーできるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
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バンカーのルールを理解するための基本用語


ゴルフにはさまざまなルールがありますが、バンカーでプレーするときに覚えておくべき基本用語は次のとおりです。
聞きなれない用語もあると思いますが、まずは用語の意味を簡単に解説していきましょう。
ソール
ソールとは、ゴルフクラブの下部の地面と接する底の部分を指します。プレー時にこの底の部分を地面につけることを「ソールする」といいます。
ルールでは、ソールする行為を取ると、ボールに対してアドレスをしたとみなされます。
ドロップ
ドロップとは、ペナルティエリアや修理地にボールが入ってしまったとき、またはアンプレヤブルになったときにルールに従って救済を受けるときの動作をいいます。
動作とは、プレーヤーの膝の高さからボールを真下に落とすことです。
ルースインペディメント
ルースインペディメントとは、コース上に存在する木の葉や小石などの自然物のことを指します。ただし、地面に根付いている草木やその場所に固定されているものは該当しません。
原則としてルースインペディメントがプレイに影響を与える場合、ペナルティなしに取り除くことができます。
アンプレヤブル
アンプレヤブルとは、木の根元や枝の中にボールが止まってしまい、プレーヤーがボールを打つことが困難な状態を指します。
プレイヤー自身がアンプレヤブルを宣言すると、救済措置を受けることができます。ただし、宣言して救済を受けると1打ペナルティが付加されるので、注意も必要です。
クラブレングス
クラブレングスとは、ルールに従ってボールをドロップするときに、許される区域を指定する言葉です。クラブ一本分の長さという意味を指します。
通常では「1クラブレングス」か「2クラブレングス」かのいずれかの区域内で、カップに近づかないところにボールを膝の高さから落とすことになります。
参考:クラブレングスの正しい測り方は?1クラブレングスと2クラブレングスの違い
ニアレストポイント
ニアレストポイントとは、障害物や修理地などにあるボールを救済するときに、ボールを拾い上げドロップを行う範囲を決める基点のことを指します。
ニアレストポイントを基点にして、かつカップに近づかない範囲でアドレスが取れるような場所を選ぶことになります。
バンカーの基本的なルール


フェアウェイやラフにボールがあるときと違って、バンカー内に限って適用される次のルールがあります。
- 砂の状態を確かめてはいけない
- バンカー内ではソールしてはいけない
- ルースインペディメントは取り除くことができる
- クラブを杖代わりすることはできる(例外)
順番にルールを解説していきましょう。
砂の状態を確かめてはいけない
バンカー内では、ショットを打つ前に砂の状態や砂の質を確かめるために、故意に手で触ったり押さえたりすることは禁止されています。違反した場合は、2打のペナルティが課せられます。
また、フェアウェイやラフでは素振りをして地面にクラブが触れることは許されますが、バンカー内では素振りをしてクラブが砂に触れることも禁止です。
バンカー内ではソールしてはいけない
バンカー内では、クラブをソールすることは禁止されています。スタンスやアドレスをとったときにクラブが砂に触れたら2打のペナルティが課せられます。
ルースインペディメントは取り除くことができる
バンカー内では、ルースインペディメントに触れても罰はなく、取り除くことができます。
クラブを杖代わりすることはできる(例外)
バンカー内で、足がとられて転びそうになったときに限り、転ぶのを防ぐためにやむなくクラブを杖代わりにした場合は、ペナルティは課せられません。
バンカーからの救済措置


バンカーのルールは禁止事項だけではなく、実はさまざまな救済措置があります。それが「アンプレヤブル」です。アンプレヤブルはペナルティを払って打ち直すことができるルールです。
バンカーに入ってしまったときのアンプレヤブルができるパターンは次の3パターンがあります。
- 1打ペナルティ:元の場所から打ち直しができる
- 1打ペナルティ:バンカー内で打ち直しができる
- 2打ペナルティ:バンカー外で打ち直しができる
ひとつずつ解説していきましょう。
元の場所から打ち直しができる(1打ペナルティ)
例えばセカンドショットがバンカーに入ってしまった場合には、1打のペナルティが課せられることでセカンドショットを打った場所に再び戻って打ち直すことができます。
このときは、1クラブレングス以内にドロップして4打目からの打ち直しになります。
バンカー内で打ち直しができる(1打ペナルティ)
例えば「目玉」のような難しいライのときなどは、1打のペナルティが課せられて同じバンカー内で打ち直すことができます。この場合は次の2つの方法を選べます。
- ボールを基点にして2クラブレングス以内にドロップ
- カップとボールを結んだ延長線上の後方の1クラブレングス以内にドロップ
バンカー外で打ち直しができる(2打ペナルティ)
カップとボールを結んだ延長線上の後方であれば、バンカーの外であっても1クラブレングス以内にドロップして打つことができます。
このときは、2打のペナルティが課せられます。
バンカーに関係するルール改正のおさらい
2019年1月にゴルフの一般ルールが改正されました。最近になってゴルフを始めた人なら問題ありませんが、2019年より前からゴルフをしている人にとっては、ルールの改正に混乱してしまうことがあるかもしれません。
バンカーに関係するルール改正について、以下の表でおさらいをしておきましょう。
ルール | 新ルール | 旧ルール |
---|---|---|
ルースインペディメント | 触れたり動かしたりしてもペナルティはない | 触れたり動かしたりすると2打ペナルティ |
アンプレヤブル | 2打ペナルティでバンカー外から打ち直しも可 | 1打ペナルティでバンカー内のみ打ち直し可 |
ドロップ | 膝の高さから行う | 肩の高さから行う |
クラブレングス | 持ち運んでいるクラブで最も長いクラブ | 持ち運んでいるクラブならどれでもよい |
救済の申告 | 同伴者の立ち合いが不要 | 同伴者の立ち合いが必要 |
2度打ち | 偶然の場合はペナルティなし | 1打ペナルティ |
自打球 | 偶然の場合はペナルティなし | 1打ペナルティ |
まとめ バンカーには特別なルールがある
今回は、バンカーのルールについて解説してきました。
せっかくゴルフに来たからには、楽しみながらラウンドしたいですよね。
バンカーに入ってしまうと、うまく打てないかもしれませんが、練習を重ねて打てるようになってくれば徐々に楽しくなってきます。
いざというときはバンカー外から打つこともできるので、救済措置をうまく使って乗り切りましょう!
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