フェアウェイ上のマナーやルールを教えて欲しいな。
この記事では、そんな悩みに答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
ゴルフで好スコアを出すために重要なのが、フェアウェイをキープすることです。フェアウェイではフェアウェイウッドやユーティリティを使用することができ、少ない打数でグリーンに乗せるチャンスを得られます。
ゴルフをプレーするうえで必ず耳にするフェアウェイですが、フェアウェイ上には特有のマナーやルールが存在します。
そこで今回は、フェアウェイの特徴、マナー、ルールを中心に解説していきます。
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フェアウェイの特徴


フェアウェイとは、ティーイングエリアからパッティンググリーンまでの間にある、芝が短く刈り揃えられたエリアのことです。
航海用語である「安全な航路」を意味するフェアウェイが由来で、20世紀始め頃から使われていると言われています。安全な航路と言う通り、ゴルフをプレーするときはフェアウェイでプレーし続けることが安全です。
フェアウェイの芝の長さは10~18㎜
フェアウェイの芝の長さはおおよそ10〜18mmで刈り揃えられています。
ラフの芝の長さが一般的に30~50mmであり、フェアウェイとラフの間にあるファーストカットの長さが20~25mmです。
これらと比べても、フェアウェイは芝が短く揃えられているのが特徴といえます。
詳しくは「ラフとは?ラフで打つ際の注意点や、状況ごとの打ち方について解説」で解説しています。
フェアウェイの芝は2種類に分かれる
フェアウェイは芝の種類によっても打ちやすさなどに影響を及ぼします。芝は大きく分けると「和芝」と「洋芝」に分類されます。
和芝とは、日本在来の芝であり、高温多湿な気候に適した芝です。主な和芝の種類は野芝、高麗芝、姫高麗芝などがあります。
和芝の特徴は一本一本の葉が太く硬いことです。そのため、ボールが少し浮くような状態になります。
一方で洋芝とは、海外産の芝であり、寒地型が主ですが暖地型もあります。
寒地型はベントグラスやフェスキュー、暖地型はバミューダやティフトンなどです。洋芝は海外産の芝ですが、日本でも長野や北海道などで寒地型の洋芝が使われていたり、沖縄などで暖地型の洋芝が使われていたりします。
洋芝の特徴は和芝と異なり、一本一本の葉が細く柔らかいことです。そのため、歩くだけでも和芝よりふかふかした印象を受けます。葉が柔らかいとボールが沈んでしまうため、きれいにコンタクトしないとボールはうまく飛びません。
プロの日本人選手が海外の試合に対応できないときは、芝の違いも影響しています。
フェアウェイ上のマナー
フェアウェイでは、次の点に気を付けないとマナー違反となります。
- ディボット跡は必ず修復する
- 前の組への打ち込みに注意する
- スロープレーに気を付ける
ディボット跡は必ず修復する
フェアウェイから打った後、ディボット跡が発生したら、必ず目土で埋めるようにしましょう。
ディボット跡とは、ショット後にクラブが芝を削った穴のことです。
ディボット跡をそのままにしてしまうと、後から打った人のボールが埋まったり、プレーの邪魔になります。さらに、芝の修復を妨げることとなるため、コースにとってもダメージが発生します。
目土の埋め方は、ディポット跡より少し多めに土を盛り、軽く踏みつけてからクラブで平らにならす方法です。
カート付のラウンドであればカートに目土袋が設置してあります。もし、カートに無い場合や、担ぎでのラウンドであればティーグラウンドに目土がありますので、目土袋に補充をしてラウンドしましょう。
前の組への打ち込みに注意する
フェアウェイから打つときはフェアウェイウッドなど、アマチュアでも200ヤード近く飛距離が出るクラブで打つ機会が多いです。そのため、前の組と離れているからと油断すると、打球が当たりそうになるケースが考えられます。
必ず前の組が見えるときは、距離と自分の飛距離を考慮して、絶対に届かない距離になった時点で打ち始めましょう。もし、前の組が見えないときはカートの位置情報や、前の組が見えて安全な距離だと確信してから打つことが大切です。
もし当たりそうな打球が飛んだときは「フォア―」と大きな声でボールが飛んでいくことを知らせましょう。
参考:ゴルフクラブごとの飛距離の目安とは?プロとアマチュアの差も解説!
スロープレーに気を付ける
ゴルフにおいてスロープレーはルール違反であり、マナー違反にもなります。
フェアウェイ上は、ロストボールしている訳ではないため、円滑にプレーを進めなければいけません。
前の組に打ち込みそうな状況でなければ、ファストプレーを心掛けましょう。
実際にゴルフ規則には、プレーの不当の遅延としてペナルティが設けられています。
フェアウェイ上のルール


フェアウェイで知っておくべきルールを紹介します。2019年のルール改正でフェアウェイ上のルールも変わっているので、ベテランプレイヤーもご確認ください。
- ピンから遠い順番に打たなくてもよい
- ボールが排水溝などで止まったときはリプレースができる
- ボールに泥がついても基本的に拭いてはいけない
ピンから遠い順番に打たなくてもよい
2019年のルール改定により、必ずしもピンより遠い人から打たなくてもよいことになりました。
基本的にはピンから遠い順番に打ちます。しかし、スロープレーを避けるために、安全を確保して打つことができる人が他にいる場合、その人が先に打っても問題ありません。
ボールが排水溝などで止まったときはリプレースができる
排水溝やスプリンクラーなどのペナルティエリアは「動かせない障害物」として考えます。
ゴルフ規則16によって、動かせない障害物の上にボールが止まったり、スタンスがかかったりするときは、無罰でボールを救済エリアにリプレースすることができます。救済エリアとは、ボールがピンに近づかない1クラブレングスの範囲です。
ボールに泥がついても基本的に拭いてはいけない
グリーン上ではマークをして、ボールを拭くことができます。しかし、フェアウェイでは一定の場合を除き、あるがままでプレーしないといけないため、ボールを拭くことができません。
フェアウェイ上でもボールを拭くことができるケースは、泥によって自分のボールであるか判別できないときです。
ここで注意しなくてはいけない点が、泥を拭くことができるのはボールを判別するための最小限の範囲だけであることです。
フェアウェイから打つことのメリット
プロゴルファーでもフェアウェイキープ率を意識する通り、フェアウェイから打つことにはメリットがあります。ここでは主なメリットを3つ紹介します。
- よく転がり距離が出る
- 使えるクラブが多く戦略の幅が広がる
- 障害物が少ない
よく転がり距離が出る
フェアウェイはラフよりも芝を短く刈っているため、ボールがよく転がります。
力任せに打ってラフに転がるよりも、力よりも正確性を重視してフェアウェイに転がすほうが結果としてスコアは伸びやすくなります。
また、フェアウェイでも芝の種類、地面の硬さ、ディボット跡の影響、天候、ボールの種類などさまざまな要因で転がる距離が変わることを覚えておきましょう。
使えるクラブが多く戦略の幅が広がる
フェアウェイはアイアンのみならず、フェアウェイウッドやユーティリティも使用することが可能です。
ラフのように芝が長いエリアでボールを打とうとすると、芝の抵抗に負けてうまく打つことが困難です。
パー5でフェアウェイキープできると、フェアウェイウッドで2オンなども狙える可能性が出てきます。
障害物が少ない
トリッキーなホールでない限り、フェアウェイからはグリーンが狙いやすいコース設計になっています。
もし、ラフに入ってしまうと木が邪魔でグリーンが狙えない状況もあるので、フェアウェイから打つことは障害物を気にせずグリーンを狙える可能性が高いです。
まとめ フェアウェイのルールやマナーを守ってプレーしよう!
今回は、フェアウェイについて解説しました。改めて、記事のポイントを整理します。
フェアウェイとは、芝の長さがおおよそ10〜18mmで刈り揃えられたエリアで、フェアウェイをキープすることがスコアアップを狙ううえで重要になる
続いて、フェアウェイ上のマナーは次のとおりです。
- ディボット跡は必ず修復する
- 前の組への打ち込みに注意する
- スロープレーに気を付ける
最後に、フェアウェイ上のルールは次のとおりです。
- ピンから遠い順番に打たなくてもよい
- ボールが排水溝などで止まったときはリプレースができる
- ボールに泥がついても基本的に拭いてはいけない
マナーやルールを守りながら、楽しんでプレーしましょう。
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