ジェネラルエリアで何がペナルティになるの?ルールを教えて欲しい!
この記事では、そんな疑問に答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
ジェネラルエリアとは、ゴルフ場のティーイングエリアからグリーンまでのエリアを指しており、ホールの大半を占めているエリアです。
広いエリアを指すため、覚えておくべきルールも多く、2019年のルール改正でも新しいルールが追加されています。
そこで今回は、ジェネラルエリアの概要と基本ルールを中心に解説します。
またローカルルールで適用される6インチプレースについても、あわせて解説いたします。
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ジェネラルエリアとは
ジェネラルエリアとは、ティーイングエリア、バンカー、グリーン、ペナルティエリア、OB(アウトオブバウンズ)を除いた全エリアを指します。
ルール改正前にスルーザグリーンと呼ばれていたエリアとほぼ同義です。
主にフェアウェイとラフが対象エリアと考えると覚えやすいでしょう。


フェアウェイとラフとの違い
フェアウェイとラフにルール上の区別はありません。
フェアウェイもラフ、さらに杭で区切られていない林やカート道なども、ジェネラルエリアに含まれます。
ルール上の区別がないので、救済を受ける場合にラフにあったボールをフェアウェイにドロップしても問題ありません。
ジェネラルエリアの基本ルール


ジェネラルエリアに関する基本的なルールは次のとおりです。
- 無罰:ボールがカート道路上に止まった
- 無罰:ドロップしたボールが自分の足に当たった
- 無罰:ひび割れたボールを別のボールと交換した
- 無罰:ラウンド中に自分のボールを確認した
- 無罰:スイングしたクラブが当たって木の枝が折れた
- 無罰:ハザードの位置を他人に教えた
- 無罰:ラフで自分のボールに気づかず蹴ってしまった
- 無罰or1打罰:アドレス後にボールが動いた場合
- 1打罰:素振りの際にボールに触れて転がった
- 1打罰:ボールが木に引っかかった
- 2打罰:他人のボールを打ってしまった
無罰:ボールがカート道路上に止まった
ゴールがカート道路上に止まった、あるいはスタンスがカート道路上にかかる場合は、無罰でボールを動かすことができます。
カート道の救済方法は、1クラブレングス以内にニアレスポイントを設定して、ボールをドロップします。
無罰:ドロップしたボールが自分の足に当たった
ボールをドロップした際に、ドロップボールが自分の足に当たっても、それ自体はペナルティにならず、プレーを続行します。
ただし、救済エリア外ならドロップはやり直しです。そのまま打ってしまうと2打罰なので注意しましょう。
無罰:ひび割れたボールを別のボールと交換した
プレー中に付いた傷ならば、同伴競技者にその旨を告げることで、ペナルティなしで交換することができます。
ただし、同伴競技者に告げずに交換したり、同伴競技者が見ていない状況でボールを交換すると1打罰になります。
無罰:ラウンド中に自分のボールを確認した
ボールに傷がないかなど、ボールを確認したい場面があると思います。
その場合は、同伴競技者に確認することを告げて、ボールの位置をマークすれば無罰で確認することができます。
無罰:スイングしたクラブが当たって木の枝が折れた
意図的に折った訳ではなければペナルティにはなりません。
ただし、スイングの邪魔になるからといって意図的に枝を折った場合は、スイング区域の改善とみなされ2打罰のペナルティです。
無罰:ハザードの位置を他人に教えた
プレー中に同伴競技者にアドバイスをすることは原則禁止ですが、ハザードの位置など「公知の事実」はアドバイスにならないので、ペナルティはありません。
ピンフラッグまでの残りの距離なども公知の事実に含まれます。
無罰:ラフで自分のボールに気づかず蹴ってしまった
2019年のルール改正によりペナルティがなくなり、無罰でボールを元の位置に戻せるようになりました。
蹴ったボールが他人のボールだった場合は、以前と変わらず無罰で元の位置にボールを戻します。
無罰or1打罰:アドレス後にボールが動いた場合
アドレス後にボールが動く原因として、自分、外的要因、自然の3つが考えられ、それぞれでペナルティが異なります。
動いた理由 | 処置 |
---|---|
自分 | 1打罰でボールを元の位置に戻してプレー |
外的要因 | 無罰でボールを元の位置に戻してプレー |
自然 | 無罰でボールが静止したところからプレー |
1打罰:素振りの際にボールに触れて転がった
ティーショットとは異なり、スイングでボールが転がったなど打つ意思がなくても1打罰となります。
ボールを元の位置に戻して打ち直します。
1打罰:ボールが木に引っかかった
「この位置からはプレーできないという宣言」を意味するアンプレヤブルをして、1打罰を受け以下の救済を取ります。
- 最後に打った場所に戻り、できるだけ近い位置にドロップしてプレー再開
- ボールの位置から2クラブレングス以内にドロップしてプレー再開
- ボールとホールを結んだボール後方の直線状にドロップしてプレー再開
木を揺らして無理やりボールを落としたら1打罰が課せられます。
2打罰:他人のボールを打ってしまった
初心者にありがちなミスで、他人のボールを打ってしまうと誤球となり2打罰が与えられます。
その後、改めてボールのあった場所の近くにドロップして打ち直さないといけません。
ボールの飛び先を必ず目で追う、自分のボールにマークを付けるなどして、他人のボールと区別できるようにしましょう。
2打罰:打つ前にボールのすぐ後ろを踏んだ
ライの改善、またはスイング区域の改善に当たり、2打罰が与えられます。
原則、ボールはあるがままの状態でプレーしなければなりません。
新ルール ジェネラルエリアにボールが埋まった(無罰)
2019年のルール改正により、打ったボールが埋まってしまった場合の救済措置が作られました。
埋まったボールのすぐ後方を中心とした1クラブレングス以内のホールに近づかない場所にドロップすることで、無罰でプレーを再開することができます。
旧ルールではフェアウェイでしかこの救済を受けることができませんでしたが、ジェネラルエリアと呼び方が変わり、ラフでも同じ救済を受けられるようになりました。
ちなみにボールが埋まっているかどうかの判断基準は、ボールの一部が地表面以下にあるかです。
勘違いしやすいのは、ラフなどの長い芝の中にある場合です。
芝の中に埋もれていても地表面以下ではなければ、埋まっているとみなされません。


ジェネラルエリアの6インチプレースとは
6インチプレースとは、打ったボールの落ちた場所に障害物があり、プレーに影響が出る場合に、ボールから6インチ以内であれば好きな場所にボールを動かせるというルールです。
あくまでローカルルールなので公式戦や競技で適用されることはなく、ゴルフコンペなどで適用されることが多いルールです。
6インチはスコアカードで測る
6インチとは15.24cmでゴルフボール3個分の長さです。
ゴルフ場によっては、スコアカードの横幅が6インチであったり、ゴルフ場によってはスコアカードに6インチの長さがわかるように目印がついています。
6インチプレースが適用されるシチュエーション
様々なシチュエーションで適用されるローカルルールですが、具体的には以下のような場合に適用可能です。
- 木の根元にボールがあり、打つことが困難な場合
- 石の上にボールが転がり、打つことが困難な場合
- ティボットと呼ばれる凹みにボールがあり、打つことが困難な場合
- 芝のない裸地にボールがあり、打つことが困難な場合
このようにそのままでは打つことが困難な場合に適用できるルールです。
しかし、本来はボールはあるがままの状態でプレーしなければならないので、賛否両論あるローカルルールだということは覚えておきましょう。
まとめ ジェネラルエリアのルールは事前に把握しよう
今回は、ジェネラルエリアのルールを中心に解説しました。ルールを改めて整理します。
- 無罰:ボールがカート道路上に止まった
- 無罰:ドロップしたボールが自分の足に当たった
- 無罰:ひび割れたボールを別のボールと交換した
- 無罰:ラウンド中に自分のボールを確認した
- 無罰:スイングしたクラブが当たって木の枝が折れた
- 無罰:ハザードの位置を他人に教えた
- 無罰:ラフで自分のボールに気づかず蹴ってしまった
- 無罰or1打罰:アドレス後にボールが動いた場合
- 1打罰:素振りの際にボールに触れて転がった
- 1打罰:ボールが木に引っかかった
- 2打罰:他人のボールを打ってしまった
- 無罰:ジェネラルエリアにボールが埋まった(2019年ルール追加)
特に、ジェネラルエリアにボールが埋まった場合の救済は、2019年にルール改定があったので玄人プレイヤーも改めて把握しておきましょう。
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