アイアンってどうやって選べばいいの?どんな種類があるんだろう。
この記事では、そんな悩みに答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
一言でアイアンといっても、ヘッドやネックの形状、シャフトの素材などでいくつかの種類に分けられます。
今回は、アイアンの種類を「ヘッドの形状」「ヘッドの製造方法」「ネック形状」「シャフト素材」の観点で分類します。
GOLBA24は「本物のゴルフが身に着く」シミュレーションゴルフジムです。新橋駅SL広場から徒歩1分に店舗を構えており、仕事帰りに自主練習やゴルフレッスンが受けられる環境です。
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アイアンとは
アイアンとはゴルフクラブの中でも本数が多く、狙った距離を正確に出すために使用します。ラウンド中に最も使用頻度が多いクラブです。
クラブのヘッド部分がチタンやステンレスでできており、飛距離に応じて番号が付いています。1番アイアンが最も飛距離が出て、9番アイアンが最も飛距離が短いクラブです。
番手が1つ上がると、約10yずつアイアンの飛距離が増えます。
アイアン以外にも、ウッド・ウェッジ・パターといったクラブがあります。詳しくは「【初心者】ゴルフクラブの名前と特徴を解説!【最低限持っておくべきクラブ】」で解説しています。
アイアンは「ヘッドの形状」「ヘッドの製造方法」「ネック形状」「シャフト素材」によって種類が分かれます。
それぞれについて、解説していきます。
アイアンの種類:ヘッド形状の違い


アイアンのヘッドは、4タイプにわかれます。それぞれの特徴とおすすめできる人は次のとおりです。
ヘッド形状の種類 | 特徴 | おすすめ |
---|---|---|
マッスルバック | ・操作性が高い ・打感が良い ・強い弾道 | ・中上級者 ・ヘッドの操作性を求める人 ・打感を大事にする人 |
キャビティ | ・ミスに強い ・ボールが上がりやすい | ・万人向き ・打ちやすいアイアンが欲しい人 |
ポケットキャビティ | ・ミスに強い ・ボールが上がりやすい | ・初心者〜中級者 ・打ちやすいアイアンが欲しい人 ・とにかくボールが上がりやすいアイアンが欲しい人 |
中空 | ・フェース上下のミスに強い ・強い弾道・ボールが上がりやすい | ・中上級者 ・弾道を安定させたい人 ・ヘッドスピードがある人 ・キャビティだとボールが上がり過ぎる人 |
それぞれの特徴について解説します。
マッスルバック
フェースの裏側が厚く打感が良いこと、強い弾道のショットが打てることが特徴です。
ヘッドが小さく、スイートスポットも小さいですが、コントロール性が高いので、ボールを操作したい中上級者向けのクラブです。
左右のショットの打ち分けも得意です。
逆に芯を外した時に飛距離はあまり出ないので、初心者には扱いは難しいでしょう。
最近ではマッスルバックの良さを残しつつ、直進性やミスショットにも強い複合マッスルバックと呼ばれるモデルもあります。
キャビティ
芯を外した時でも飛距離を出し、曲がりを抑えられるのがキャビティの特徴です。
また、ボールが上がりやすいので初心者から上級者まで使いやすいアイアンです。
スイートスポットの面積は、五百円硬貨ほどと言われています。
これに対し、マッスルバックは五十円硬貨ほどであるので、キャビティの打ちやすさがわかるかと思います。
フェース裏の削りが浅いものをハーフキャビティ、削りが深いものをフルキャビティと呼びます。
ハーフキャビティはマッスルバックに近い性能なので中上級者向け、フルキャビティは幅広いゴルファーに使用されています。
ポケットキャビティ
フェース裏を削るのはキャビティと同じですが、ヘッド下部後方を残すことで重心をより深い位置に配置しており、ミスショットに強く直進性が高いのが特徴です。
4つのアイアンのヘッド形状のなかで、最もボールが上がりやすく設計されています。
その反面、コントロール性は落ちるので、まずは飛ばす練習のために使う初心者向けのクラブとなります。
中空
ヘッド後方に厚みがあるので、ウッドのようにフェース上下のミスに強く、キャビティよりも強い弾道が打てます。
ボールの弾道はマッスルバックより高く、キャビティより少し低めの弾道になります。
弾道が安定するので、まっすぐにきれいな弾道の球が打てます。
アイアンの種類:ヘッドの製造方法による違い
アイアンのヘッドの製造方法は、「鍛造(たんぞう)」「鋳造(ちゅうぞう)」の2種類に分かれます。
鍛造(たんぞう)
金属素材をハンマーなどで叩きながらヘッドの形を作る製法で「FORGED(フォージド)」とも呼ばれます。
素材が凝縮されるため、しなやかで強度のあるヘッドが作りやすいのが特徴です。
また、打感が柔らかく、購入後でもライ角やロフト角を調整できるモデルが多いです。
自分の打ちやすいライ角、ロフト角に調整したい人にはおすすめです。
鋳造(ちゅうぞう)
溶かした金属を型に流し込んで作る製法で「CAST(キャスト)」「LOST-WAX(ロストワックス)」と呼ばれます。
鍛造よりもヘッドの形状を複雑にできたり、複数の素材を組み合わせることが可能です。
そのため、性能を追求した複雑な高性能モデルに使われます。
操作性や打感よりも、打ちやすさを求める人におすすめです。
アイアンの種類:ネック形状の違い


アイアンのシャフトとヘッドの繋ぎ目部分であるネックは、「グースネック」「ストレートネック」の2種類にわけられます。
グースネック
シャフトに対して、フェースが後ろに引っ込む形状をいいます。
重心角が大きいので捕まりが良く、スライスやシャンクの改善に効果的です。
そのため、初心者ゴルファーにおすすめです。
ストレートネック
グースネックに比べて、フェース面が前に出ているのが特徴です。
操作性が良く、ボールを左右に打ち分けしやすいです。
操作性を求める中上級者におすすめです。
アイアンの種類:シャフト素材
ドライバーやフェアウェイウッドなど飛距離を求められるクラブは、ほぼカーボンのシャフトとなっていますが、アイアンは「スチールシャフト」と「カーボンシャフト」が多いです。
スチールシャフト
スチールシャフトはねじれに強く、しなやかなしなりが作りやすいのが特徴です。
シャフトにかかるねじれに対して、素材の強い剛性が働くのでヘッドがブレにくく、安定感の強い仕上がりになりやすいです。
さらにしなやかさも兼ね備えているので、ゆったりとしたしなりを作るのに適しています。
カーボンシャフト
カーボンシャフトはスチールに比べて軽量に仕上げられ、設計の自由度が高いのが特徴です。
パワーのあるゴルファーには重く安定感のあるスチール、パワーのないゴルファーには軽いカーボンと、もともとは重量でシャフトを選ぶのが一般的でした。
しかし、現在では50グラム以下の超軽量モデルを除けば、スチールとカーボンどちらも130グラムを超える重量シャフト、60グラム台の軽量シャフトが存在するため、重量によって素材を選択する意味はあまりないでしょう。
安定感を求めるならスチール、ボールの上がりやすさなど個性を求めるならカーボンと覚えておくと良いでしょう。
ゴルフ初心者のアイアンの選び方
これからゴルフをはじめる方におすすめのアイアンを紹介します。
おすすめの組み合わせ
初心者向けの組み合わせは次の通りです。もちろん一般的におすすめな組み合わせとなっているため、色々と試してみるといいでしょう。
アイアンの種類 | おすすめ |
---|---|
ヘッド形状 | キャビティ / ポケットキャビティ |
ヘッドの製造方法 | 鍛造(たんぞう) |
ネック形状の違い | グースネック |
シャフト素材 | スチールシャフト |
特に、ヘッド形状はプレーに大きく影響します。
前述した通り、マッスルバックはコントロール性は高いものの、スイートスポットが小さく初心者が使用するには難しいです。また、中空は低重心設計でミスショットに強いですが、飛距離のコントロールという点で難易度が高く避けるべきです。
ロフト角も重要
モデルによってロフト角が違い、7番アイアンならだいたい25度から36度までの種類があります。
7番アイアンの目安として33度前後が一般的で、それより角度が浅いモデルはボールが上がりづらくなり、距離のコントロールも難しくなります。
単純に飛距離を出したいのであれば、ロフト角が小さいモデルを選ぶと良いでしょう。
セットで買うべきか、一本だけ買うべきか
コースデビューまで見据えている人はセットで買いましょう。
同じモデルのアイアンだと、番手は違っても同じ感覚で振ることができるため、ミスショットの確率が下がります。
一方でコースデビューをするか迷っている人は、とりあえず練習用に一本だけ買う方が安く済みますが、1本買うくらいならゴルフ練習場で毎回レンタルすべきでしょう。
クラブはセット購入で割引適用されることがほとんどなので、1本だけ買うと損する可能性があるのでご注意ください。
まとめ アイアンは種類が豊富
今回は、アイアンの種類について紹介してきました。
アイアンは「ヘッドの形状」「ヘッドの製造方法」「ネック形状」「シャフト素材」によって種類が分かれます。
一言でアイアンといっても、レベル感やプレースタイルによって選ぶべき形状は異なります。色々なモデルを試し打ちしてみて、自分に合っているのかを見極めましょう。
アイアンは全クラブの中で一番使う機会が多いクラブなので、アイアンの精度がスコアに大きく影響しますよ。
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