ロストボールしたときってどうやってプレーを再開すればいいの?
この記事では、そんな悩みに答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
ゴルフ初心者の方は、ボールが想定外の方向に飛んでいき、無くしてしまうことが多いでしょう。
ボールを無くしてしまったときにも、再開方法にルールがあるので、スロープレーになって同伴者や後続に迷惑がかからないように、ルールを守って素早くプレーを再開することが重要です。
今回は、ロストボールをした際のルールと、ロストボールに備えたマナーについて紹介します。
ロストボール以外のゴルフの基本的なルールは「【初心者向け】ゴルフの基本ルールと用語はこれだけ覚えておこう!」の記事をご覧ください。
また、ゴルフボールの選び方は「おすすめのゴルフボールを紹介!選び方のポイントも解説」の記事をご覧ください。
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ロストボールとは


ロストボールとは、ゴルフプレー中の紛失球のことです。
正確には、制限時間3分以内(2019年のルール改正以前は5分)に自分の打ったボールを見つけられないとロストボールになります。
時間内にボールを見つけられたとしても、それが自分のボールであると認められなければロストボール扱いになります。
また、一度ロストボール扱いになったボールを見つけたとしても、そのボールで再度プレーすることはできません。仮にそのボールでプレーしたら誤球としてロストボールのペナルティとは別に2打罰が課されます。
さらに、誤球をしたらプレーのやり直しが必要になりますが、それを無視してプレーを続ければ、次のホールでティーショットを打った時点で失格になります。
ちなみにロストボールは、所有者が捜索を辞めた時点でボールの所有権はゴルフ場に移ります。つまり、ロストボールを勝手に持ち帰る行為は法律上は窃盗罪になるので注意しましょう。
ロストボールのルール
ロストボールをしてしまった場合の処置を3つ紹介します。
ただし、ゴルフ場特有のルールやローカルルールを含む対処法なので、実際に競技に参加する場合は、その競技に沿った対応を行ってください。
1打罰のペナルティを受け同じ場所から打ち直す
最も一般的なロストボールの対処法です。ロストボールとなったボールを打った場所まで戻り、もう一度打ち直します。
これを「ストロークアンドディスタンス」と呼び、ロストボールだけでなく、OBの時にも用いられる基本的なルールです。ただし、1打罰としてスコアに加算されます。
ロストボールは円滑にプレーをするためのルールと前述しましたが、ボールを探し、打った場所まで戻り、再度打ち直しをしていると時間がかかってしまいます。
その防止策として暫定球(プロビジョナル・ボール)というルールがあります。ロストボールやOBの可能性がある時にもう一つのボールをあらかじめ打っておきます。ボールが見つからなかったりOBだった場合に、暫定球を採用しプレーを続行します。
以下は暫定球を打つ際のルールです。
- 自分または一緒にプレーをしている人がボールを探し始める前に打つ
- ボールのブランド名とナンバーを声に出し、「暫定球を打ちます」と宣言をする
- 最初のボールが見つかった場合は暫定球を放棄する
暫定球を打つのにもルールがあることを覚えておきましょう。特に暫定球の宣言なしに打つと1打罰のペナルティが課されます。
特設ティーから打ち直す
ティーショットがロストボールまたはOBになってしまった場合の処置です。ゴルフ場が設置している特設ティーと呼ばれる場所から、2打罰を受けて打ち直します。
ティーショットとはプレーするホールの最初の1打目のことを言います。つまり、特設ティーからのプレーは4打目となるので、特設ティーからプレーすることを「プレー4」「前4」と呼びます。
ただし特設ティーは日本固有のルールで、正式なルールではありません。これは日本のゴルフ場の多くは山間部にありOB区域が多く、OBの連発でプレーの進行を遅らせるのを防ぐために特設ティーの設置が増えたと言われています。
また、全てのホールに特設ティーがない場合や、そもそも特設ティーを設置していないゴルフ場もあります。その場合は暫定球を打つか、次で紹介する方法でプレーを再開します。
2打罰でロストしたであろう場所から打ち直す
2019年のルール改正で新たに加わったルールです。
3分間ボールを探しても見つからなかった場合に、ロストしたであろう場所に膝からボールを落とし、プレーを再開します。この際、2打罰のペナルティが課されます。
ペナルティにならない例外措置
ロストボールは基本的にペナルティが課されますが、以下に該当する場合はニアレスポイントを決め、そこからボールをドロップし再開するという救済が受けられます。
- 見つからないボールが障害物の中にある、または異常なグラウンド状態の中にあることがわかっているか、ほぼ確実な場合
- 局外者(競技者以外の人物や動物)によってボールが持ち去られたり、紛失した場合、またはペナルティエリアに入ったことがわかっているか、ほぼ確実な場合
ちなみに二アレスポイントとは簡単に説明すると、ボールが「打てる」位置に最も近い場所です。ボールを「置ける」位置に最も近い場所ではないことに注意しましょう。
ロストボールに備えたマナー


ロストボールをしてしまうのは仕方のないことですが、ロストボールをして迷惑をかけないように準備しておくことも重要です。
ここでは、ロストボールに備えたマナーを2点紹介します。
予備のボールを準備する
ロストボールをしないことが一番ですが、初心者のうちは中々難しいことです。
そのためにも予備のボールは多めに準備しておきましょう。だいたい20〜25個くらい用意しておけば、ホール毎に1つ紛失しても最後までボールが手元に残ります。
また、初心者にありがちな暫定球を打つためにいちいちキャディバックまでボールを取りに行くのは、時間がもったいないです。必ずポケットにボールを1、2個は入れておきましょう。
ロストボールは回収業者に拾われた後、一般ユーザーに向けて販売されます。価格は30〜50球のセットで2,000〜3,000円ほどで新品に比べて安価です。
ロストボールの性能は新品と同様のものから、反発性能がダメージを受けており飛距離が劣るものもあり、当たり外れはあります。上級ゴルファーで使用している方は少ないですが、初心者のうちは使用するのも良いでしょう。
できるだけボールを見失わないようにする
ロストボールには3分以内に探すというルールがありますが、ボール探しの時間がプレーの進行を妨げるのは明白です。
ボール探しの時間を短縮させるためにも、打ったボールの行方は最後まで目線を切らずに追いましょう。打った本人だけではなく同じチーム内のプレイヤーもこれを心がけることで、時間短縮に繋がります。
とても基本的なことですが、良いリズムで回るために心がけましょう。
まとめ ルールを覚えて進行をスムーズに
本記事では、ロストボールの対処法やペナルティについて解説しました。
基本的には1打罰を受けてボールを打った場所から打ち直しですが、例外として二アレスポイントから再開する救済措置もあります。
ゴルフを始めたての方は結構な頻度でロストボールを出してしまう可能性があります。同伴プレイヤーや後続のプレイヤーに迷惑をかけないためにも、ルールをしっかりと覚えて気持ちよくプレーしましょう。
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