ゴルフ中に日傘を使ってもいいのかな?ペナルティやマナー違反になったりするの?
この記事では、そんな疑問に答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
近年の猛暑によって、直射日光を防ぐために、ラウンド中も日傘を使いたいと感じる人は多いでしょう。
男性ゴルファーでも、日傘をさすことが当たり前になりつつありますが、日傘はメリットがあると同時に、守るべきルールやマナーがあります。
使い方次第では、ペナルティが課せられることもあるので、注意して使いましょう。
そこで本記事では、「ゴルフにおける日傘のルールとマナー」「日傘を使うメリット」を中心に解説します。
ゴルフ場に適した日傘も紹介しているため、参考にしてください。
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ゴルフは日傘をさしてプレーすることは可能か


結論をいうと、ゴルフ中に日傘をさしてプレーすることは可能です。
ゴルフ規則10.2b「他の援助」では次のように定められています。
(5)物理的な援助と気象条件からの保護
- 自分のキャディーや他の人から物理的な援助を得ている間はストロークを行ってはならない。
- 日差し、雨、風、その他の気象状況から保護を受けるために故意に自分のキャディー、他の人、物を位置させてストロークを行ってはならない。
ストロークを行う前は、そのような援助や保護は認められる。(以下省略)
ゴルフ規則10.2b「他の援助」
また、次のようにも記載があります。
この規則はプレーヤーがストロークを行っている間に気象状況に対して自分自身を保護するために行動することを禁止してはいない(例えば、保護服を着る、自分の頭上に傘をさす)。
ゴルフ規則10.2b「他の援助」
この規則から、ストローク中以外はキャディーや他の人からも日傘をさしてもらうことができ、自分自身であれば、ストローク中も日傘をさすことができると読み取れます。
自分で日傘をさしながらカップインすることも違反とならいことを意味します。
例外:日傘がペナルティになるケース
先ほどのゴルフ規則から、日傘が認められないケースも読み取ることができます。
それは、キャディーや他の人に日傘をさしてもらいながらストロークを行うことです。
パッティングやアプローチのときは邪魔にならないからといって、キャディーに日傘をさしてもらいながらストロークを行うことはペナルティの対象となります。また、ストローク前であっても次に該当するときはペナルティになります。
- プレーヤーがスタンスをとるときの援助となる場合…
プレーヤーが意図した方向にちゃんと向くことができるように、クラブや傘を目印に置くことなどは違反の対象です。 - キャディーが球の後方線上やその近くに立つ場合…
プレーヤーがスタンスをとってからストロークを行うまでに、どんな理由であってもキャディーはプレー線の後方延長上やその近くに立ってはいけません。
プレーヤーがそのことに気づいてスタンスを解いたとしても、ペナルティの対象となってしまいます。
ただしグリーン上には、次の更なる例外が適用されます。
キャディーがプレー線の後方線上に立ってスタンスをとってしまった場合、プレーヤーはスタンスを解いて、キャディーが離れた後にスタンスをとり直せばペナルティとはなりません。
この規則に違反した場合、他の人からの援助とみなされるため、一般の罰を受けます。
一般の罰とは、ストロークプレーであれば2打罰、マッチプレーであればそのホールの負けです。
ゴルフ場で日傘を使う時のマナー


日傘を使用しながらのラウンドは可能であるとお伝えしましたが、マナーに気を付けないと、同伴者に迷惑がかかってしまいます。
次の3つのポイントに注意しましょう。
- 日傘は閉じた状態で置く
- グリーン上に置かない
- 同伴者の視界に入らないように置く
- 目立つ色や日光の反射も同伴者に迷惑になる
日傘は閉じた状態で置く
ストローク前に日傘を置くときは、必ず日傘を閉じて置きましょう。
グリーン横などに日傘を開いたまま置くと、風で動いたときに芝を傷つけてしまったり、同伴者がケガをする恐れがあります。
もちろん、ティーイングエリアやフェアウェイ上も日傘は閉じて置くことが大切です。
グリーン上に置かない
日傘を閉じていても、グリーン上に置くことも避けましょう。
グリーンは、特に芝目がスコアに大きく影響するため、他よりも特に芝を丁寧に扱う必要があります。
仮に日傘を横に倒しておいても、芝を傷つける恐れがあるので、なるべく遠ざけて置きましょう。
同伴者の視界に入らないように置く
日傘をグリーン周りに置くときは、同伴者の視界に入らないように置きます。特にパッティングライン上は、ラインを読む妨げになります。
グリーン上のマナーとして、他の人のパッティングを邪魔する行為はかなりのマナー違反です。
自身が邪魔にならない位置にいても、地面に置いた日傘が邪魔になっていることもあるので注意しましょう。
目立つ色や日光の反射も同伴者に迷惑になる
日傘の色や材質によっては、色が視界をチラついたり、日光を反射してまぶしいなど同伴者に悪影響を与える可能性があります。
ファッションとして日傘を楽しむのは良いことですが、同伴者の邪魔にならないように配慮した位置取りをしましょう。
ラウンド中の立ち位置については「ゴルフの立ち位置は?マナーをコースのエリアごとに解説」で解説しています。
ゴルフ中に日傘をさすメリット
日傘をさしてラウンドすることは、次のようなメリットがあります。
- 遮熱効果で体感温度を下げる
- UVカットで肌を守る
- 遮光率の高い日傘で目の疲れを軽減
遮熱効果で体感温度を下げる
日傘をさすことで直射日光を防ぎ、体感温度が下がります。
体感温度を10度も下げる効果がある日傘も発売されているため、日陰の少ないゴルフ場では日傘を使用することが熱中症予防の面で考えても重要です。
体感温度を下げることで、夏場の体力の温存にも役立つため、スコア面でも有効です。
UVカットで肌を守る
紫外線は肌に与える影響が良くなく、シミやシワ、ほくろ等の原因や、皮膚ガンの危険性が高まるとも言われています。
自分の健康のためにも、UVカット機能が強いポリエステル素材の日傘がおすすめです。
綿や麻などの天然素材は繊維が劣化しやすく、ゴルフ場向きではありません。
また、長期間使用しているとUVカット性能が落ちてくるため、UVカットスプレーを用意しておくのもおすすめです。
遮光率の高い日傘で目の疲れを軽減
遮光率の高い日傘を使用することで、目の疲れを軽減する効果も期待できます。
遮光率は3級、2級などとランクがあり、遮光1級日傘や完全遮光日傘は、ほとんど光を通しません。
なるべく遮光率の高い日傘を選ぶのがおすすめですが、サングラスでも同じ役割を果たせるため、好みで使い分けるといいでしょう。
まとめ 日傘のマナーを守って快適なラウンドを楽しもう
今回はラウンド中に日傘を使用するときのルールやマナーについて紹介しました。ポイントを整理します。
- 日傘を自分でさしている分には、いつでも可能
- ストローク中に他の人に日傘をさしてもらってはいけない
- 日傘を置くときは閉じて同伴者の邪魔にならない場所に置く
- 同伴者の視界に入らないように気を付ける
日傘をさすことによって、熱や紫外線から守りプレ―に集中できるため、積極的に活用するといいでしょう。