ゴルフのグリーンとは?基本的なマナーとルールについて解説

グリーン上のマナーやルールが知りたいな。

この記事では、そんな悩みに答えます。

こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。

グリーン上は、繊細にボールを転がす関係で、芝や環境の影響を強く受けます。そのため、マナーやルールが厳しく設けられています。

基本的なマナーやルールを知らないと、同伴者や後続のプレイヤーに迷惑をかけたり、怒らせたり呆れさせてしまう可能性があるので、必ず事前に覚えておきましょう。

そこで今回は、「グリーンとは何か?」「グリーンのマナー」「グリーンのルール」について解説します。

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目次

グリーンとは

ゴルフ グリーン

グリーンとは、カップの設置されたコースの中で芝が短く刈られたエリアです。

正式には「パッティンググリーン」と呼びます。

グリーンの芝の長さは平均3㎜~4.5㎜

グリーンの芝の長さ(刈り高)は、平均約3㎜~4.5㎜と、ボールが転がりやすいよう短くカットされています。

グリーン上の芝生が荒れていたり、凹凸していると、パッティングの際にボールの軌道を阻害してしまい、プレーに大きな影響があります。そのため、グリーンはコース上でも特に丁寧に刈り揃えられています。

グリーンの境界線「カラー」

グリーンの周りには「カラー」と呼ばれる区域があり、グリーンとラフフェアウェイを区切っています。

カラーには、グリーンに乗ったボールがグリーンの外に転がっていくのを防ぐ役割があります。

カラーの芝の長さはグリーンよりも長く、フェアウェイより短くなっており、幅は30〜50cm程が多いです。

カラーは、スルーザグリーンとして扱うので、グリーンの一部とはなりません。

スルーザグリーンとは、ティーインググラウンドとグリーン、ハザードを除いた、コース中のすべての範囲を指しています。

グリーンの芝は2種類

日本のゴルフ場のグリーンに使用されている芝は2種類あり、90%以上は「ベント芝」で、残りが「姫高麗芝(ひめこうらいしば)」です。

ベント芝は日本で最も一般的な芝で、芝目ができにくいため、ボールの転がりが良いという特徴があります。

芝目とは、芝の倒れている方向のことで、ボールの進行方向と同方向の芝目を順目、逆方向を逆目と言います。

パッティングにおいて芝目を読むことは大切ですが、ベント芝ならあまり気にしなくても良いというメリットがあります。

姫高麗芝は芝目が出来やすく、ボールの転がりに影響を与えやすいので、少し難しいコースに挑戦したい人におすすめです。

ベント芝は暑さに弱いので、春夏は姫高麗芝、秋冬はベント芝と使い分けていましたが、今では暑さに強いベント芝が開発されているので、ほとんどのゴルフ場でベント芝が1年中使用されるようになりました。

グリーン上のマナー

グリーンは、スコアを決めるパッティングを行う重要なエリアです。

プレーで芝を傷つけたり、他の人のパッティングを邪魔する次のような行為はマナー違反となるので、絶対に辞めましょう。

  • グリーン上で走らない
  • ボールマークは必ず直す
  • マーカーはボールの真後ろ5cm以内の場所に置く
  • プレーの邪魔になる位置に立たない
  • カップに近い人がピンフラッグを抜く
  • カップの周りは踏まない

スコアを左右するグリーンとティーイングエリアは、特にマナーが厳しくなっています。

同伴者が気持ちよくプレーするためにも、基本的なことは忘れないでくださいね!

グリーン上で走らない

グリーン上の芝は繊細なため、すぐに傷ついてしまいます。

走ったり飛び跳ねたりすると、芝が傷ついてしまうので、ゆっくりと歩くことを意識しましょう。

特にスコアが悪いと焦って走りがち。落ち着いてプレーしましょう!

ボールマークは必ず直す

グリーンショットで落ちたボールが原因でできるくぼみを「ボールマーク」、または「ピッチマーク」と呼びます。

プレイヤーが直すことがマナーなので、自身のボールマークは正しく直しましょう。

直す際には、グリーンフォークという道具を使用します。グリーンフォークには1本刃タイプ、2本刃タイプ、スパイダータイプがありますが、初心者は2本刃タイプがおすすめです。

グリーンフォーク

グリーンフォークの使用手順ですが、まずはグリーンフォークを穴の周りにななめに刺し、芝を中央に集めていきます。

穴を周回させ、芝がボールマークに集まってきたら、パターの裏で軽く叩き、ボールマークを平らにします。

この時に、靴で踏んでしまうと平らにならないので、必ずパターで整えてください。

他の組がつけたボールマークがそのまま残っている場合もあるので、後ろの組ためにも見つけたら積極的に直しましょう。

マーカーはボールの真後ろ5cm以内の場所に置く

グリーン マーカー

グリーンオンしたら、ボールの真後ろにマーカーをセットして、ボールを拾うのがマナーです。

この時、マーカーとボールの距離を2インチ(5.08㎝)以上離れたところに置いてはいけません。

もし意図的に5cm以上離して置いた場合は、マナーではなくルールで1打罰となるので注意しましょう。

マーカーを置く位置は、ボールの真後ろに置くことが推奨されていますが、横に置いてもルール上は問題ありません。

当然ですがマーカーの位置をこっそり変えることは禁止です。

また、自分と他人のマーカーを間違えてしまわないように注意しましょう。

プレーの邪魔になる位置に立たない

パッティングは、少しズレるだけでスコアが大きく変わります。

パットラインの妨げになるような位置には立たず、視界にも入らないように心がけましょう。

特に日差しが強い日は、自分自身のが他のプレイヤーのパットライン上に伸びてしまうこともあるので、影が視界に入らないように注意します。

また、こちらも当然ですが他人がプレーしてる最中は静かに待ちましょう。

カップに近い人がピンフラッグを抜く

基本的に全員がグリーンオンしたら、カップに一番近い人がピンフラッグ(ピン)を抜きます。

抜いたピンはできるだけグリーンの外か、遠い場合はグリーン内に静かに置いてください。

グリーン上から打ったボールがピンに当たってしまうとペナルティになるので、ボールが当たらない位置に置くか、ピンを持ち上げて当たらないようにしましょう。

また、全員がホールアウトした場合は、一番最初にホールアウトした人がピンを元に戻します。

この時にピンは必ず横にして持ちましょう。縦にして持つと、後続のプレイヤーがピンが刺さっていると勘違いし、前の組が既に次のホールに進んでいると勘違いする可能性があります。

参考:ゴルフのピンフラッグとは?マナーやルール、活用方法について解説

カップの周りは踏まない

カップインしたボールを拾う時にカップに近づきたくなりますが、できるだけ遠くから手を伸ばしてボールを拾うようにしましょう。

カップ周りはボールがゆっくり転がるので、より芝の凹凸の影響を受けやすくなります。

グリーン上のルール

グリーン上ではマナー以外にも、守るべきルールがあります。

違反するとペナルティになるので、ルールを守って取り組みましょう。

  • 2打罰:他の人のパットラインを踏む
  • 2打罰:ピンにボールが当たる
  • 2打罰:他の人のマーカーから打つ
  • 2打罰:他のボールに当ててしまう
  • 2打罰:雨の日に傘を差してのパッティング
  • 1打罰:マーカーをボールから2インチ(5.08㎝)以上離す
  • ペナルティ無し:ボールが風などで動く
  • ペナルティ無しor2打罰:パットライン上の枝や小石を取り除く

2打罰:他の人のパットラインを踏む

他の人のパットラインを意図的に踏んだり触ったりすると、2打罰となります。

また、自分のパットラインを踏んだ場合も同様に2打罰です。

何度も言いますがグリーンはとても繊細なため、傷がつきやすく、グリーンを踏むと芝目が変わってしまいます。

2打罰:他の人のマーカーから打つ

自分のマーカーと勘違いして他人のマーカーから打ってしまった場合は、「誤所からのプレー」となり2打罰が与えられます。

誤所からのプレー後に慌ててボールを元の場所に戻して、自分のマーカーから打ってしまうと、そのショットも誤所からのプレーになります。

打つ場所を間違えた場合は、場所を訂正せずにそのままプレーを続け、ホールアウト後に2打足します。

2打罰:他のボールに当ててしまう

パッティングの際に、グリーン上に置いてある他人のボールに当ててしまった場合は、当てた側に2打罰が与えられます。

当てた側はそのままの状態でプレーを続行し、当てられた側は元の位置にボールを戻してから再開します。

ボールを当ててしまいそうと感じたら、マークをしてもらうようにお願いしましょう。

2打罰:雨の日に傘を差してのパッティング

キャディーさんに傘を差してもらった状態でのパッティングは、ルール違反で2打罰です。

ショットやストロークは誰の手も借りずに行うことが原則だからです。

あまりないかもしれませんが、自分で傘を差してショットをしてもペナルティはありません。

1打罰:マーカーをボールから2インチ(5.08㎝)以上離す

マーカーをボールから2インチ(5.08㎝)以上離れた所に置いた場合は、1打罰です。

その後、ボールを拾い上げた場所からできるだけ近い場所にマーカーを置き直します。

また、ボールの真横にマーカーを置いてもペナルティにはなりませんが、真後ろが推奨されています。

ペナルティ無し:ボールが風などで動く

グリーン上のボールが風などで動いてしまった場合は、ペナルティはなく、移動してしまった所からプレーを続けます。

ただし、動いてしまったボールを元の位置に戻すと、1打罰が与えられるので注意してください。

ペナルティ無しor2打罰:パットライン上の枝や小石を取り除く

枝や小石は「ルースインペディメント」とみなされ、ハザード外であればペナルティなしで、いつでも取り除くことが可能です。

ただし、取り除けるタイミングはボールが止まっている間で、ボールが動いている間に取り除くと2打罰となります。

また、ルースインペディメントを取り除いている間にボールが動いてしまったら、元の位置に正しく戻せばペナルティはありません。

まとめ ルールをマナーを守りましょう

今回は、グリーンの基本情報とマナー、ルールについて解説しました。マナーとルールについて改めて振り返ります。

グリーンのマナー

  • グリーン上で走らない
  • ボールマークは必ず直す
  • マーカーはボールの真後ろ5cm以内の場所に置く
  • プレーの邪魔になる位置に立たない
  • カップに近い人がピンを抜く
  • カップの周りは踏まない

グリーンのルール

  • 2打罰:他の人のパットラインを踏む
  • 2打罰:ピンにボールが当たる
  • 2打罰:他の人のマーカーから打つ
  • 2打罰:他のボールに当ててしまう
  • 2打罰:雨の日に傘を差してのパッティング
  • 1打罰:マーカーをボールから2インチ(5.08㎝)以上離す
  • ペナルティ無し:ボールが風などで動く
  • ペナルティ無しor2打罰:パットライン上の枝や小石を取り除く

パッティングの良し悪しは、スコアに大きく影響するので、同伴者や後続のプレイヤーに迷惑をかけないように、ルールとマナーを守って気持ち良くプレーしましょう。

GOLBA24は、完全個室の会員制シミュレーションゴルフを都内を中心に展開しています。

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この記事を書いた人

植松 諒太(うえまつ りょうた)

GOLBA24マーケティング担当。GOLBA24入社後、レッスンプロの指導を受け、初心者から9か月で100切り達成。主にゴルフ初心者に向けて、ゴルフの魅力や役立つ情報を発信しています。

この記事の監修
北澤 ゴルフ

北澤 利毅(きたざわ りき)

PGA・A級インストラクター(最年少資格保持者)として、GOLBA24のレッスンを担当。トッププレイヤーを目指す方も、もちろん初心者も、短期間で楽しく確実に上達させられるレッスンを実施しています。

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