スコアカードってどうやって書けばいいの?有効に使う方法はないかな?
この記事では、そんな悩みに答えます。
こんにちは!シミュレーションゴルフスタジオ「GOLBA24(ゴルバ24)」の植松です。
スコアカードは、ラウンドのスコアを記入するのが目的ですが、「ホール番号」や「規定打数」も書かれているためコースの攻略にも使う便利なものです。
また、スコアカードを有効に使うと、ゴルフの上達に役立てることができるので、ただスコアを記入するだけのカードと思わずに役立てましょう。
今回は、「基本的なスコアカードの書き方や使い方」と「ゴルフの上達に役立つスコアカードの使い方」について解説します。
スコアの数え方については、「ゴルフスコアのルールとスコアの数え方について解説!」で解説していますので、あわせてご覧ください。
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スコアカードとは


スコアカードはラウンドのスコアを記録する用紙
スコアカードは、ラウンドの点数(スコア)を記録するための用紙です。ティーショットからカップインまでに打った数を計測して書き込みます。
紙版のスコアカードは、各ゴルフ場に用意されていますが、最近ではアプリで記録する「GDOスコア」などを使う方もいます。
スコアカードは、最終的に順位を決定するための用紙ですが、記録の仕方を工夫すれば、あとから分析に使えます。
ゴルフ場によって、デザインが異なりますが、基本的に書く内容は同じです。
一般的にゴルフ場にチェックインをすると、当日自分が使うロッカーの番号が書かれた「スコアカードホルダー」が渡されます。
スコアの責任者「マーカー」を立てることがある
正式な大会の場合は、試合前に競技委員会からマーカーの指名が行われます。
マーカーとは、スコアカードにプレーヤーのスコアを記録及び証明する責任を負う人のことです。
マーカーは、1番手に打つ一番上手な方が4番手のマーカーをして、2番手の方が1番手のマーカー、3番手が2番手のマーカーという順で行うのが基本です。
全員分のスコアをなるべく書くべきですが、少なくともマーカーをした相手のスコアは正しく記入しましょう。
社内コンペの場合も、マーカーを立てることがあるので覚えておきましょう。
スコアカードの書き方(基本編)


続いて、スコアカードの書き方について説明していきます。
スコアを間違ってつけないためにも、正しく書くことが大切です。
プレー前に競技名などを書いておく


プレー開始前の時間に、競技名と日付、自分の名前を書いておきます。後から書こうと思って忘れてしまわないようにしましょう。
名前はフルネームで書き、自分の名前は1番上または1番左に書きましょう。
接待などで遠慮して1番下や1番右に書く人がいますが、誰のスコアカードかわかりづらくなります。
それ以降の書く順番は、会社コンペであれば年功序列か役職順、接待の場合は得意先から書くのがマナーです。
大半のスコアカードは4名分の記入欄があるので、基本的には同伴メンバーのスコアも記入するようにしましょう。
プレー中は毎ホールスコアを記入する
全員が各ホールでホールアウトする毎に、自分と同伴メンバーのスコア(打数)を記入します。
打数ではなく、規定打数との差を記入する方もいますが、あまりおすすめできません。同伴者との数字を照らし合わせるのに手間がかかったり、あとから振り返りづらいといったデメリットがあるからです。
大半のスコアカードは、大きい枠に「ホールの打数」小さい枠には「パターの打数」が記入できるので、両方を記入していきます。
競技ゴルフでは、スコアを過少申告すると失格になってしまう場合があります。同伴メンバーとスコアが合っているか確認しながら、正確に記入しましょう。
また、OB(アウトオブバウンス)やペナルティエリアによるペナルティが加算されている場合は、加算して記入しましょう。
スコアはホールごとに必ず書きましょう。後回しにするとスコアを忘れてしまい、間違った申告に繋がる可能性があります。
プレー後に合計打数とハンディキャップ数を記入する
ラウンド終了後は、合計打数とハンディキャップ数を書きます。
合計打数には、アウト(前半)とイン(後半)それぞれの合計、アウトとインの合計(グロススコア)をそれぞれ記入します。
ハンディキャップを導入している場合は、ハンディキャップ数も書きます。
この場合は、トータルスコアからハンディキャップ数を引いたスコアで競います。このスコアをネットスコアと言います。
最近のコンペなどでは新ペリア方式が主流になっています。
ハンデ用の隠しホールが12ホール設定されており、その12ホールの合計に1.5を掛けて、0.8で割ったものがハンディキャップ数になります。
ハンデ用のホールは結果発表時に明らかになるので、新ペリア方式を採用する場合は合計打数のみ記入すれば良いです。
スコアカード提出前にアテストする
スコアの記入が終わったら、アテストといわれる確認作業で自分以外の同伴競技者にチェックしてもらい、サインをもらいます。 マーカーが指定されている場合はマーカーにチェックを受けます。
サインをもらわずに提出すると、競技失格となるので注意しましょう。
また、各ホールのスコアを少なく申請するのも過少申告で競技失格となります。一方で誤って多く申請した場合は、申請したスコアが採用されます。
アテストが終わったら、指定の場所にスコアカードを提出します。基本的にフロントが提出場所です。
スコアカードに書いてある情報
スコアカードは、単純にスコアを記入するだけではなく次のことが書いてあります。
コースによって仕様が違いますが、プレーに重要な情報が書いてあるので、読めるようにしておきましょう。
- HOLE:ホールの番号
- HDCP:ホールのハンディキャップ
- Yardage:ホールの距離
- PAR:規定打数
HOLE:ホールの番号
ゴルフでは1〜18番までのホールがあり、各ホールの番号が書いてあります。
通常は1〜9番ホールであるアウトコースからスタートしますが、混雑時などは10〜18番ホールのインコースからスタートする場合があります。
その場合は、10番ホールからスコアを記入する必要があるので注意しましょう。
HDCP:ホールのハンディキャップ
HDCPはホールの難易度を指しています。
数字が小さい方が難しいと思っている方もいますが、それは誤った理解です。
HDCPはマッチプレー時に、プレイヤー同士のハンディキャップの差を埋めるために、各ホールに設定されている数値です。
例えば、プレイヤーAのハンディキャップが5、プレイヤーBのハンディキャップが10だとすると、その差は5です。
つまり、公平に勝負するためには5つのハンディキャップが必要ということになります。
スコアカードに書いてあるHDCPが1〜5のホールで1つずつハンディキャップがもらえます。HDCPが3のホールではプレイヤーBは1つのハンディキャップがもらえ、HDCPが9のホールではハンディキャップはもらえません。
Yardage:ホールの距離
ゴルフの距離の単位はヤード(yard)と言うことから、距離のことをヤーデージ(yardage)と言います。
ゴルフではプレイヤーの年齢や性別、レベルによってティーショットを行う場所を決めるティーマーカーの色が変わります。
スコアカードには、各ティーマーカーからの距離が書かれています。ティーマーカーからグリーンの中央までの距離と、グリーンの最も手前までの距離を表す場合があるので、事前に確認しましょう。
PAR:規定打数
規定打数とは、各ホールの目安となる打数のことで、規定打数通りにカップインするとパーになります。
規定打数はホールの長さにより異なり、3、4、5に設定されています。
初心者の方でパーを出すことは難しいので、規定打数をオーバーしていてもあまり気にする必要はありません。
工夫したスコアカードの記録方法


スコアカードを後から見返すと、どこで躓いているのか、何を苦手としているのかなどの分析に役立ちます。
うまく練習に活かすことで、ゴルフの上達に繋がるので後から見返して分析しやすいようにスコアをつけましょう。
パット数を記入する
あとから見返したときに、うまく行かなったスイングを特定するためにスコアカードにパット数を記入することをおすすめします。
パット数を記入すると、ショットとパットどちらに問題があったのか一目瞭然になるため、分析に役立ちます。
スコアを記入するマスは2つに分かれており、左に打数、右にパット数を記入するのが一般的です。
ただし、パット数は自分の分のみ書けば不足ありません。
使用クラブやショット状況を記入する
クラブは何を使用したか、ナイスショットだったのか、ミスショットだったのかわかるようにすると、より分析に使えます。
使用したクラブは、Dとか3UとかPWとかでOKです。
また、ナイスショットだったら丸で数字を囲い、ミスショットには印をつけるなどすると分析に役立ちます。ミスショットは、次のような印をスコアカードに記入するといいでしょう。
- 右に外した…R
- 左に外したら…L
- オーバーした…O
- ショート…S
初心者でスコアを細かく書く余裕がなければ、ミスショットに×を書くだけでも良いでしょう。
ペナルティエリアやバンカーに入った場合は記入する
杭を越えて、池などのペナルティエリアやOBに入った場合や、バンカーに入った場合、ロストボールした場合などをスコアカードに書き込んでおきます。
ラウンド中は気づかなくても、あとから振り返ると予想以上にペナルティが多いこともあります。
また、ペナルティがホール後半に多いや、特定のクラブの時に多いなどの分析にも使えるので、記録しておくといいでしょう。
ロストボールは「L」、ペナルティエリアは「P」、バンカーは「B」などスコアをつけておくといいでしょう。
ただし、前述のショットのショットの状況とごちゃごちゃにならないように、アルファベットを△で囲むなどして、わかるように印をつけておきましょう。
まとめ スコアカードを有効活用しよう
本記事では、初心者向けにスコアカードの記入方法を解説しました。要点を改めてまとめます。
スコアカードに書いてある情報
- HOLE:ホールの番号
- HDCP:ホールのハンディキャップ
- Yardage:ホールの距離
- PAR:規定打数
スコアカードを書く際のポイント
- プレー前には競技名と日付、自分の名前を記入する
- プレー中は自分と同伴者のスコア(打数)を記入する
- プレー後に合計打数とハンディキャップ数を記入して提出する
- スコアカードにはパット数と使用クラブやショット状況を記入する
そこまで複雑ではないので、何度かラウンド経験を積めばすぐに慣れるでしょう。
また、過去のスコアカードを大切に保存しておくことで、自分の成長が実感できたり、苦手の分析に使えます。
ただスコアを点けるだけのスコアカードはあまりにも勿体ないので、有効活用してください。